高濃度ビタミンC点滴療法
“どろどろ血液”が“さらさら血液”に
ビタミンCは「抗酸化ビタミン」と呼ばれています。老化や病気の原因の90%が活性酸素によるものと言われており、体内の細胞を酸化させる「活性酸素」を無毒化し、すでに酸化した細胞を元に戻す働きをするのがビタミンCです。
通常、推奨される1日あたりのビタミンCの量は100ミリグラム程度とされていますが、ビタミンCは水溶性ビタミンで、摂取してから2〜3時間で体外に出てしまうと言われています。一方、高濃度ビタミンC点滴療法は、12.5g〜75gのビタミンCを血中に直接入れる為、非常に大きな「抗酸化力」を発揮します。
高濃度ビタミンC点滴療法は、老化や病気の原因にアプローチするため、エイジングケアからがん・難病の治療まで幅広く対応します。
ビタミンCを点滴で大量に投与すると、抗がん作用を示すことが研究で明らかにされています。血液中のビタミンCが高濃度にあると過酸化水素水が発生します。この過酸化水素水は正常な細胞に影響を与えずに、がん細胞だけに強い傷害を与えます。
適用疾患
- 悪性腫瘍、がん、前癌病変
- 感染症 C型慢性肝炎、慢性気管支炎
- 神経疾患うつ病、統合失調症、ADHD
- 膠原病やアレルギー疾患 慢性関節リウマチ、喘息、アトピー性皮膚炎
- 血中ビタミンC濃度が低い方
- 風邪を引きやすい、疲れやすい、歯肉出血がある、不安な気持ちになることが多い、ストレスを強く感じる
【副作用について】
頭痛、吐き気、めまい、のどの渇きや頻尿、倦怠感、高血糖、低血糖、低カルシウム血等。副作用予防のため、来院前に食事をし、十分な水分摂取をしていただきます。
ビタミンCの量(浸透圧)や点滴速度、血管の状態などが関係で点滴刺入部位、あるいは周囲の痛みが生じる場合があります。刺入部付近を温めたり、点滴の速度をゆっくりにしたりすることで対処しています。
G6PDという酵素が欠損している患者さんは赤血球の破壊を起こすことがあります(溶血)が、日本人ではまれですから、ほとんど心配はありません。当院では、高濃度ビタミン点滴をされる方対象に事前に2ml採血し検査をさせて頂きG6PD酵素の欠損の有無を確認させていただいています。
【注意事項】
腎機能の低い方や栄養状態の悪い方、脱水症状のある方、現在透析中の方、G6PD欠損症(遺伝的疾患)の方はお受けすることができません。
また、心不全、メソトレキセート(白血病、悪性リンパ腫の治療薬)治療中、ベルケイド(多発性骨髄腫の治療薬)治療中の方は慎重に投与しなければなりません。診察時に医師が判断させていただきます。
【料金】
12.5g | 13,000円(税別) |
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25g | 15,000円(税別) |
50g | 20,000円(税別) |
75g | 25,000円(税別) |